平成28年度 福島県商工会議所青年部連合会 スローガン・基本方針 “やっちゃえ” FUKUSHIMA 〜 行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じ力を合わせ 国の礎となろう 〜 福島県商工会議所青年部連合会 会長 菊地大介

『 “やっちゃえ” FUKUSHIMA 』

皆さんも聴いた事があろうと思いますが、日産自動車のCM『“やっちゃえ” NISSAN』という矢沢永吉さんのフレーズです。

矢沢さんは、CMでも言っているように、これまでの『やりたい事をやってきたこの人生、おかげで痛い目にもあってきた。散々恥もかいてきた。』と言っています。数々の失敗を重ねてきたにもかかわらず、CMの最後には『やりたい事をやっちゃった人生のほうが間違いなく面白い・・・“やっちゃえ” NISSAN』と締めくくっています。私はこの台詞の意味はリスクを取るということをネガティブに捉えず、失敗しても立ち上がることが大事なのだというメッセージを社会に向けて投げかけていると思いました。一昔前に比べて、今はリスクを取ってまで何かにトライする人が減っていると思います。後に日産本社広報部に確認してみたところ、このCMのコンセプトは『挑戦』だそうです。

それは個人の問題ではなく、社会的な背景があるかのではないかと思っています。受験や就職で一度失敗したら、簡単には立ち直れないシステム。職場で部下とのコミュニケーションが失敗したら、すぐセクハラやパワハラと言われてしまう風潮。こんな社会ですから、全てにおいてリスクを取りたがらなくなってきている面があると思います。恋人のいない20代男女の実に4割が「恋人はいらない」と考えているという内閣府の調査結果もあるように。「自分に魅力がないのでは?」と思うような風潮、矢沢さんの言葉はそんな社会へ対しての強烈なメッセージと思えてなりません。

そこで、振り返ってみると東日本大震災から5年の月日が経ちました。そしてこの同じ2016年に各地方も地方創生の実質スタートです。これは、東日本大震災からの復興そして、人口減少化からくる地方の持続可能性、つまり『サスティナブル 福島』の構築です。そこには、私たちの世代つまり青年の力が必要不可欠であり、私たちの活躍が多いに期待されています。その私たちの活躍とは様々な考え方がありますが、私は『行動』と考えています。私たちが『一歩』踏み出すこと、つまり『行動』が地域の期待に応え、それが活性化に繋がっていくのではないでしょうか。そこから『住みやすい福島』へ、それが持続可能な郷土作りに貢献する事だと思います。

私は、矢沢さんがCMのなかで、『やりたい事をやっちゃった人生のほうが間違いなく面白い』と言っていますが、この言葉は『行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務だ!』と矢沢さんが言っているようでなりません。これから訪れてくる人口減少化社会の時代に、時代を先駆けるべく『行動』を次世代のために起こし、『挑戦』をし続けなければいけないのかもしれません。

最後に、この度『“やっちゃえ” NISSAN』というフレーズから『“やっちゃえ” FUKUSHIMA』というスローガンとして使用させて頂く事に、『どうぞこれからの福島のためにご使用下さい』と快く許可をして頂いた、日産自動車株式会社様に心より感謝を申し上げます。

2種類の人間がいる。 やりたいことをやっちゃう人と、やらない人。
やりたいことをやってきたこの人生。
おかげで痛い目にもあってきた。
さんざん恥もかいてきた。
誰かの言うこと素直に聞いてりゃ、今よりずっと楽だったかもしれない。
でもね、これだけは言える。
やりたいことやっちゃう人生のほうが、間違いなく面白い。
だからさあ、力を合わせ国の礎となろう。
“やっちゃえ” FUKUSHIMA


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